地下鉄の切符の買い方が分からず、仕方がないので、買わずに乗ることにしま した。

ヨーロッパの駅には、基本的に改札口というものはありません。したがって、 切符を買わなくても電車に乗ることができます。ただ、たまに検札がやって来 て乗客が切符を持っているかをチェックしに来ます。その時切符を持っていな かったら、２０倍とかいう額を請求される、というシステムになっています。 知ってはいましたが、まさか自分が乗っている時は大丈夫だろうと思ってしま いました。しかし、マーフィーの法則は当たります。

電車を降りて、出口に向かう。っと流れがせき止められている。肩越しに見る と、検札をやっているではないか！どうしようと一瞬当惑する。考える。「強 引に突破しよう。もし止められたら、ユーレイルパスを提示してごまかそう。」 強行突破。流れに乗ろうとしたところを後ろから腕を掴まれる。

検札の人が、何事かドイツ語で話す。Do you speak English? で応戦する。以 外にも、Yes. 「切符持っているか？」「ええ。」予定通りユーレイルパスを 渡す。目を皿のようにして見ている。そして、案の定「これは使えない。」し かし、外国人と分かったからか、今回だけは見逃してくれるとのこと。Oh! Thank you. とか言いつつ、ちょっと罪悪感でした…。

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