サルバドール

リオ・デ・ジャネイロからサルバドール(ブラジル)行きのバスの中で、偶然 2人の日本人に会いました。その2人も、同じバスで偶然知り合ったらしいで す。それも、席も続き。偶然にも、9・10・11を日本人が連番で締めてい たのでした。

サルバドールでは、彼らと行動をともにしたことがちょくちょくあったのです が、2人ともなかなか面白かったです。女の子の方は、母親の仕事の関係で、 アメリカの大学を卒業しているらしいです。それも、コンピューター関連だって。 だけど、現在は、日本の大学で、歴史をやっているとのこと。それも現在 7年目…。んで、さらに、ブラジルくんだりを旅行っていうんだから、 そうとうお金持ちの令嬢なのでしょう。これまでに中米を1年間 かけて旅行したり、アジアやヨーロッパも旅行してるつぅし。だけど、 童顔で、結構かわいい(結局それかい!)。年齢は不詳…。

来年就職らしいのですが、ねらいは給料のいい外資系だって。それも、ターゲッ トは、もう決まっているらしくて、マイクロソ フトかオラクルだって…。ミーハーというか…。まぁいいけど。がんば!

フランスを旅行している時、フレンチキスを体験したかったんだって。で、ディ スコに行ったときに願いはかなえられたそうな。でも、行き過ぎて、トイレでS EX。その前に、1粒ピル(錠剤)を飲まされちゃって…。そしたら、気持ち よくてしょうがなかったんだって。あまりの絶頂ぶりに、事後、

トイレにパンツを忘れてきちゃった

んだそうです。友達に「これ、あんたの?」 だって。さらに、その3日後、

病気をもらったことが判明

して、それ以来おとなしくなったと言っていました。

我々が泊まっていたホステルは、男女共同のドーミトリィでした。 彼女が私の足がくさくて、眠れなかっ たとか宣われる。悪かったな〜、足臭くて。だって、しょうがないだろ、洗濯 も大してやってないんだから。

次に、彼女のネット友達。何やら日本にいるときに、どっかの掲示板(旅行関 係)に、南米に行くんですけどって書いたら、メールがあったらしくて、偶然 にも時期が一致したとか。んで、サルバドールで合流することになったそうな。 その彼女の友達の泊まっているホテルを探して、見事発見。彼女が最初いなかっ たりしたけど、無事合流。一緒にお酒を飲んだりしました。

彼女の友達の話。29歳で、会社を辞めて旅行に来たんだって。堅実そうに見 えるけど…。3ヶ月くらいの予定とか。4月から就職活動だって。個人旅行が 初めてで、いきなり南米とは。親の大反対を押し切って来たんだって。結構、 お嬢様入っているように見えたのに。次の日、ちゃんとバスに乗って我々のホス テルに来たし。

また戻って彼女の話。んで、お酒飲むと、彼女いい気持ちになっちゃって、友 達と別れた後、すごいこと言うの。

「あれ、29とか言ってたけど、実は30超えてんじゃないの。」

ヘラヘラ笑いながら、宣われるんだから。すげぇって思ちゃった。

彼の話。彼は、小学生の頃、ナイジェリアに住んでいたんだって。父親が商社 の外国駐在員だった関係だって。同じように、リオ・デ・ジャネイロにも、住 んでいたことがあって、ポルトガル語は結構行ける方。

彼はドラッグに詳しくて、彼女のSEXの話の時も、それ何とか(名前忘れた)っ てやつじゃん?とか言っていた。んで、その薬は、Love & Peace 系で、相手が すっごくいとおしくなるんだって。逆 に、だからこそ、使用禁止になったとか。 というのは、そのドラッグが乱用されて、どんどんSEX&結婚するのはいい んだけど、離婚が多くなってきたんだって。相手がいとおしくなっちゃうから、 すぐSEX&結婚までいっちゃうけど、ドラッグの効用が切れると、何でこん なやつとSEX、あるいは結婚しちゃったんだろう?ってなるらしい。だけど、 倦怠期の夫婦には、有効らしい。使用後は、すっごく口寂しくなるから、ガム を用意しておけだって。さらに、彼の弟は、彼よりもっとドラッカーらしい。

こんな話も出た。東京の公園で、マリファナの臭いがしたとか。だけど、誰も 注意する人がいない。で、彼はこう考えた。誰も、この臭いがマリファナだと は分からない。なぜなら、誰もマリファナなんか吸ったことがないから。麻薬 捜査班などは別にして、普通の交番にいるお回りさんも知らないんじゃないの。 確かに、それは正しいかもしれません。 私がマリファナの臭いをかいでも、それ がそれとは分からないから…。

以上、私とは住む世界が違う(笑)、サルバドールでの二人組でした。


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