コロンビア

外務省が、「海外危険情報」一覧というものを発行しています。それは、危険 度を5段階に分け、危険な地域の尺度にしようというものです。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/info/joho/index.html

中南米は、それに該当するものがいくつかあります。代表的なのが、コロンビ アです。レベル2「観光渡航延期勧告」が、全土に出されています。そして、 上記ページ (例えば、 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/info/joho/n_colonb.html )には、これらの地域が非常に危ないように記載されています。 恐らくみなさんも、麻薬等の悪いイメージしかないと思います。

この悪い、あるいは、危険なイメージというのは、日本人に限ったことではな いようです。パナマで会ったアメリカ人は、コロンビアを避けると言っていま したし、ガラパゴスで会ったデンマーク人夫妻も、同じように「避けようと思 うんだけど…」と言っていました。私がコロンビアに行ったというと、一様に 「何も危ないことはなかった?」と尋ねるのです。

私は、そういうところがどれだけ危険なのか 見てみたくもありました(おそらくこういう馬鹿が、犯罪に巻き込ま れる…)。というわけで、実際、コロンビアに渡ってみました。首都サンタフェ・ デ・ボゴタとカルタヘナという美しい港町に行きました。

カルタヘナは、言うことなし。ボゴタは、アルマス(中央)広場が非常に印象 的でした。まるでヴェネツア(イタリア)のサンマルコ広場のようでした。 肝心の治安の方はと言いますと、安全問題なし!とは言えませんが、特に身の 危険を感じることもありませんでした。雰囲気的には、中南米諸国やエクアド ル、ペルーと同じ感じでした。コロンビアだけ全土に「観光渡航延期勧告」が 出ているのは、おかしい気もした次第です。


Up: 目次 Previous: 国境越え Next: トイレ

ackey@hello.to