バス故障

中南米を陸路で旅行していると、バスが故障してしまうことが度々あります。 私も度々そういうことに会いましたが、今回のはダブル故障のお話。

ペルーのプーノ(チチカカ湖畔の町)からボリビアの国境までのコレクティー ボ(バスのちっちゃいの)でのことでした。何やらバスが遅いなぁと私も思っ ていたのですが、どうやらエンジンのモーター回りが壊れていたようなのです。


グアヤキルの町の一角(ペルー)

小さな町のバスターミナルについた時、乗客が文句を言いました。ホントだっ たら、国境についてもいい時間じゃないか。それなのに、まだこんなところと は、我慢ならん。バスを変えてもらおうじゃないか。その文句が功を奏して、 バス交換。

そして、快適に突っ走っていました。すると、何にもない野原の真ん中でバス が停まりました。運転手は何やら、運転席横の機械をいじくっています。そこ に、水を入れた途端、そこから白い煙がボワーっ と出てきます。それが、乗客のところまで勢いよく来るので、みんな ビックリ。前の方で叫び声が上がっていました。私も、何やら白いものがモク モクと来たときはビックリしましたが、幸いすぐに収まりました。

運転手さんは、修理に努めているようですが、望み薄でした。私を含め、何人 かは、次のバスを待ちました。そして、30分ほどして、バスがやってくると、 我々はそのバスに乗り込みました。そのバスも、勿論(乗客が一杯にならない と出発しないので)一杯なので、我々はそこから目的地まで立って行かなけれ ばなりませんでした。さらに、1台目のバスでボリビア国境までの料金をちゃ んと払っているにも関わらず、バス会社が違うとかで、もう一度料金を払うハ メになったのでした。こんにゃろ。


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