中南米の町に溢れる貧しい子供たちを沢山みました。あの子供たちを見ること が出来たのは、ある意味(考えるきっかけになるという意味で)非常にラッキー だったと思います。 小さな子供たちが街頭で、お菓子なんかを売っています。何人かの子供たちは、 すがるような目をして近づいてきて、「買って」と言います。あの目が、子供 のものとはとても思えません。一旦あの目になってしまったら、二度と(大人 になっても)魅力的な目をすることはできない、そんな悲惨な目です。 何が足りないのか?自信がその1つのように思えました。いつも他人に擦り寄っ ていくことしか頭にないので、自信のかけらも芽生えないのです。だから、大 人になっても何も変わらない。 それを解消するのは、教育です。彼らは、お菓子なんか売っている暇なんかな いのです。学校に行って、教育をうけて、おもいっきり遊ぶ時なのです。って、 日本でそんなこと言っても、あまりインパクトないですね。あまりに当たり前 のことですから。だけど、あちらではまったく当たり前でないのです。 国が、まだしっかりしていないのは分かります。だけど、次世代を担うのは彼 らです。彼らを教育せずに、発展があるとはとても思えませんでした。 ちなみに、私は、彼らからは何も買わなかったし、お金もあげたことはありま せん。特に考えあってのことではありませんが、買うことやあげることが何の 解決になるとも思えないからです。また、一人の西洋人がそういう子供たちに 囲まれているのを見ました。恐らくお金を誰かにあげて、それを見ていた他の 子供たちが彼を囲んでいるのだと推測しました。そういう意味から言っても、 あまり良い結果を生むとは思えません。 上記の通り、彼らからは、これが発展途上国かと強烈なインパクトを受けまし た。だからといって、何もできない自分が口惜しいです。